専門職ネットワークの展開
ここでは、ある一人ぐらしの老人世帯の援助の具体的な事例をもとに、この専門職ネットワークの展開を考えてみます。
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Aさん(男性、80歳)。
3年前に妻を亡くし、他県に嫁いだ一人娘がいるが、現在は一人ぐらしである。
Aさんは以前から心臓に疾患を持っており、定期的に専門医にかかり、服薬している。
週に3回、区の福祉事務所のホームヘルパーが訪問し、そうじや買い物をしている。
また月に1~2回保健所から、地区担当の保健師がAさん宅を訪問している。
ホームヘルパーは最近、以前は活動的でおしゃれだったAさんがぼんやりしていることが多く、あまり身なりにかまわなくなったこと、家の中も乱雑なままのことが多いことに気づき始めた。
ある日ヘルパーがAさん宅を訪問すると、台所でやかんが空だきになっており、Aさんは雨が降っているのに庭に傘もささずにぼんやりと仔んでいた。
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・・・さて、こんな状況の時、ホームヘルパーはどんな対応をすべきでしょうか。
明らかなことは、介護 求人で就職したホームヘルパー一人では、Aさんの抱えるすべての問題を解決することは困難だということです。
まず、この事例では、Aさんの問題状況を正確に判断する専門的な眼が必要です。
なぜ急にぼんやりしはじめたのか、なぜ身辺のことが十分できなくなったのかについては、痴呆や持病の心臓疾患や服薬との関係からも探ってみなければならないでしょう。
・・・ここでは専門医の診断や、地区担当の保健師等の医療サイドからの専門的見解が必要になってきます。